はじめに
以前の記事で”配偶者や家族に介護される可能性があり、負担をかけたくない人は介護脱毛はオススメ”というお話をしました。(記事はコチラ⇒本当に介護脱毛って必要!?【介護業界10年以上在籍のプロが徹底解説!】)
では介護脱毛は実際にどんな場面で家族の助けとなるのでしょうか。
今回は家で家族に介護をしてもらう“在宅介護”について具体的な例を出して介護のイメージを共有していきたいと思います。
この記事を見ると、こんなことがわかります💡
- 在宅介護が必要な状況とは?
- 在宅介護のの1日
- 在宅介護における“毛”のケア
結論
ケアマネージャーの視点からは在宅介護をされる方には特に介護脱毛をオススメです。
理由は以下の3点です。
- オムツ交換や(特に排便時)のお尻の拭き取りが楽になる
- 介護にかかる時間を短縮できることで、家族の負担を軽減できる
- 自分が介護されることのストレスを軽減できる
ではその介護が生じる状況について解説していきます。
自宅で介護されるって、どんな状況かイマイチイメージがわかないなぁ。
在宅介護と施設介護
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基本的な介護制度上の区分は大きく分けて2つです
- 在宅介護
- 施設介護
今回は介護の中でも、施在宅介護についてに焦点をあてて介護脱毛が必要な場面を具体的にお伝えしていきます。
在宅介護の事例
事例を用いて在宅介護に置いて介護脱毛が必要な場面を見てみましょう。
ケース1 『優しい主婦の妻が突然認知症になった』
- Aさん 80歳女性 認知症。
- 夫と二人暮らし。長男と次男は独立し遠方で暮らす
- 夫が外出先から帰宅すると、泥だらけの妻を家で発見。近隣の田んぼに誤って落ちた様子。言っていることも支離滅裂なことから、病院で検査するとアルツハイマー型認知症と診断あり。
- 症状は以前からあったが、夫は多忙で家や妻のことを気に掛けられなかった。
- 会話は「そうね」「あら大変ね」などの返答はあるが、内容は理解していない。
- 尿意はあるものの、トイレでズボンを下ろしている間に失禁。リハビリパンツ(履くオムツ)に尿取りパットを着用しており、そこに失禁する時もある。
- パットに失禁すると蒸れて痒くなり、パットを取って掻き始めてしまう。
[Aさんのある一日]
6:00 起床(トイレにてオムツ交換、着替え介助)
7:00 朝食(食事をテーブルの上にセッティングするが、味噌汁にお茶を入れたりして遊び始める)
8:30 デイサービスの迎え
9:00〜 デイサービス(体操や入浴、昼食の提供)
17:00 帰宅
18:00 夫が夕食調理中に外出してしまい、マンションのエレベーターを操作できず中に閉じ込められている
19:00 夕食
20:00 パジャマへ更衣(夫から着替えを指示されることに怒る)
21:00 就寝
2:00 トイレ(一人でトイレに行くものの、失禁で濡れたパットをキッチンの三角コーナーにパットを破棄してしまう)
4:00 夫を起こす(誰か来たよ!と言って玄関を刺すが誰もいない)
<着替え>
Aさんは認知症であるため、状況の判断がうまくできません。そのため夫がトイレに介入しようとしてズボンを下げても「何をするの!」と怒り出し、失禁で濡れた服を替えさせてくれません。
<トイレ介助>
特に、下痢などで便が緩い時、オムツ内で排便していしまうと、お尻の上まで便で汚れてしまうため、拭き取る作業は大変です。アンダーヘアーに付着した汚れは浴室のシャワーで取ろうとすると、毛の絡まりが引っ掛かり、さらに怒りだし、夫を叩いて抵抗します。
また掻いたことで傷になってしまったデリケートゾーンに対し、軟膏を塗布しようとしてもアンダーヘアが邪魔をし、なかなか皮膚に直接塗れません。試行錯誤している間にも怒り出してしまします。
<介護脱毛をしていたら・・>
この状況において、もし介護脱毛をしていたら、便の汚れは短時間で落とせます。
トイレのウォシュレットとお尻ふきで流せたかもしれません。
また蒸れの多いオムツでも、毛がなければサッと拭きとればさっぱりしますし、痒みも生じにくく、軟膏の塗布もすぐに済みます。
Aさんは認知症により自身の介護の必要性を理解できないので、夫に介護されることへの抵抗感も良くわかります。
だからこそ、介護する側もされる側も嫌なことが短時間で済むというのは介護脱毛の一つのメリットですね。
ケース2 『45歳で突然の脳梗塞から寝たきり状態』
- Bさん 45歳男性 脳梗塞、高次脳機能障害 妻と子供(2人)の4人暮らし
- 土木関係の職場で勤務
- ある日自宅で突然で目眩と嘔吐、呂律の回らなさがあったため、緊急搬送され脳梗塞との診断ある。
- その後治療とリハビリを行うも、後遺症の麻痺によって自身では左半身が動かせない状態
- 右半身は力を入れることはできるが、リハビリを拒否していたため、退院時には完全に寝たきり状態となる
- 食事は介助でスプーンを口に運ぶことが必要
- 便意・尿意はあるものの、トイレには行けないため、終日妻がオムツ交換
- 発汗が多く、元々肌が弱いため全身がかゆい
[Bさんのある1日]
6:00 起床 オムツ交換・朝食介助(バナナやおにぎり)
7:00 妻・子供 出勤・通学
10:00 訪問介護(オムツ交換・昼食準備)
12:00 昼食(ヘルパーが用意したパンなどをベッド上で自分で食べる)
13:00 訪問リハビリ(関節の曲げ伸ばしや、リフトを使用し車椅子への乗り移りを練習)
15:00 訪問介護(オムツ交換・口腔ケア)
17:00 妻・子供帰宅
18:00 夕食
19:00 オムツ交換・口腔ケア
22:00 就寝
2:00 水分補給・オムツ交換(お腹空いたと訴え、夜食食べる)
<排泄介助>
Bさんは45歳とお若いうちに脳梗塞によって生活動作の全てにおいて介助が必要になりました。
お若いからこそ体毛の量が多く太く、鼠蹊部(ソケイブ)から膝上まで毛が生えており、オムツから便が漏れた時は、足の毛にも絡まってしまいます。
少し乾いてカピカピになると、拭き取るのはさらに大変です。丁寧に拭こうとすると股関節が痛み大声を出します。
ベッド上のオムツ交換は、トイレの介助よりも介助者の負担が大きくなります。Bさんの場合、麻痺があるため、できるだけ左側に負荷をかけないように体を傾けてオムツを外す、当てる、という作業をおこないます。
多量の排尿や緩い便の場合、シーツや衣類を汚してしまうこともあり、寝た状態での更衣とシーツ交換は、家族では1時間以上かかってしまうことがあります。更にその後、その汚れ物を洗うのに1時間要すこともあります。
<清潔・衛生>
またBさんは元々肌が弱く、汗や皮脂が溜まると肌がが痒くなり、かろうじて少し動く右手で毛量の多い左腕を掻きむしってしまいます。
寝たきり状態のため、訪問入浴(専用のバスタブを自宅まで運んで入浴を提供するサービス)で、週2回の入浴のため、その間は汗や皮脂は拭うことしかできず、常に掻いています。
そうすると、小さな傷口から雑菌が入り込み、毛で繁殖したのか、左腕がパンパンに腫れてしまことがありました。(蜂窩織炎との診断あり)看護師さんの訪問もありますが、週1回のみのため、訪問がない間ににみるみる症状は悪化していました。
<髭剃り>
また男性は、髭剃りも大変です。Bさんは長年ずっとはT字剃刀を使用していました。介護が必要になってから、妻は電気シェーバーで髭を剃ろうとしたところ、激しく怒り出し、結局剃刀で髭を剃りました。
病気によって、人や物へのこだわりが強くなり、変化を受け入れにくくなったためと思われます。本人の希望を受け入れ、剃刀で髭剃りをすることになりましたが妻は不慣れな為、肌を傷つけてしまうこともあり、ゆっくり丁寧に時間をかけて剃る必要があります。そのため、仕事と家事・育児・介護で多忙な妻は毎朝剃ってあげることはできません。
<介護脱毛をしていたら・・・>
Bさんがもし、足や髭の脱毛を行ってたら、便の時も簡単に拭き取ることができ、雑菌の繁殖も抑えられ、腕は腫れなかったかもしれません。ご本人にとっても、便を拭き取る時の股関節の痛みも少なくなったことでしょう。また、髭剃りにかける時間が減り、本人、妻ともにストレスなく過ごせていたかもしれません。何より、多忙な妻の介護の時間の削減になるはずです。
このように男性特有の体毛においても、介護脱毛は介護する側・される側双方においてメリットになります。
特に髭の剃り方はやこだわりは、女性には伝わりにくいものですので、形や長さにこだわりがある人もない人も、不要な部分の髭は脱毛をしておくと、将来家族に喜ばれるかもしれません。
在宅介護における介護脱毛のメリット・デメリット
在宅介護においては、それぞれの病気の特徴や本人の特性、周りの環境によって多種多様な課題が生じます。その課題を少しでも小さくできる方法の一つに介護脱毛があると思います。
上記の例をもとに、在宅介護における介護脱毛のメリットデメリットをまとめてみましょう。
- 介護してもらう介護の負担軽減になる
- 介護にかかる時間の短縮になる
- 雑菌が繁殖しにくく、衛生的な状態を保ちやすい
- 軟膏やクリームが塗りやすい
- 男性は毎日の髭剃りの手間が省けるこだわりの形があれば、それ以外脱毛することでいつでも形を整えやすくなる)
- 介護される側の介護への抵抗感の軽減になる
- 護状態になる前から準備が必要
- 介護が必要になってからではサロンなどには通いにくい
- 人によっては脱毛に恥ずかしさがある。(特にVIO)
介護が必要な状態になる前から決めておくことが大事なのね!
まとめ
このように家族が介護者となることが多い在宅介護においては、介護脱毛はとても有効です。
介護が必要になると、介護者にとって1日は多忙で、介護だけでなく、その合間に家事をこなし、中には仕事、育児も担っている方もいます。介護者にだって息抜きしたい時間もありますし、趣味に没頭したい時間もあります。
また、当事者も家族に迷惑をかけたいと思っている人もいません。
介護受ける方も、介護してもらうことはストレスです。
将来もご自身とご自身の家族を、大切にしたいですか?
介護が必要になる日のために、介護脱毛をしておくことがご自身と家族の大切な時間を守れることになります。
もし、ご家族と円満に過ごせる生活を望む方は、介護脱毛を検討してみてはいかがでしょうか。
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